実は仙骨枕で骨を矯正する前に関節を緩めると仙骨枕の効果が圧倒的になります。緩める→矯正する。特に腰痛の方はこの順序を是非覚えていきましょう!
こんにちは。せぼねくんこと高橋晃史です。
仙骨枕が多くの方に渡り、実際に日々のルーティンとして使用されている方も多いと思います。ただ一方で指導者から見ると少し危惧することがあります。というのも仙骨枕だけ使えばいい。と思われている方も一定数いらっしゃるのではないかなと。
もっと身体の調子が良くなる方が多くなって欲しいので、今回は仙骨枕の効果をもっと出す為の記事を書いていきますね。(この記事は加筆していこうかなと思います)
毎月120人以上の個別矯正、60人以上の指導者を養成している背骨コンディショニング協会公式のスペシャリストの高橋晃史が書いています。背骨コンディショニング創始者の日野秀彦氏から直接学ぶ一貫コース、日野塾の受講もしています。その中での経験も踏まえて書いていきますので、この記事の内容は安心して信頼してくださいね。
では下記からどうぞ!
なぜ緩めるのか?
仙骨は下半身と上半身を結ぶところなので、かなり強力な靭帯で繋がれています。ただ仙骨と腸骨の位置関係にズレが生じると靭帯が固くなります。(多分これ以上ズレないような防衛機能)硬い場所を無理に矯正しようとしてもなかなか矯正されません。なので事前に緩めてあげることで効果が高まるんです。また緩めることで揉み返しのような反動も起きづらくなります。
腰痛の方の緩め方
ではい。腰痛の方は仙骨と腰椎を緩めてあげると良いです。下記に3つご紹介しますね。基本的な緩めです。
足回し
仙骨周りを緩めることが出来ます。
セット
うつ伏せで肘を立てる。膝は腰幅。(腰が辛い場合はお腹にクッションを入れたり、上半身を伏せる)
動作
①かかとで空中に丸を描く
回数
時計回り反時計回り20〜30回(左右)
目標
スムーズな円が描けるようになる。ちなみに上手く回らない方は仙骨周りが固まってる証拠ですよ。
上体倒し
仙骨、腰椎、股関節を緩める効果があります
セット
うつ伏せで肘を立て寄せる。片足をカエル足に反対の膝の横に足の裏を合わせる。
動作
①肘を支点に腰を捻るように肩を床に近ずける。
回数
往復20〜30回(左右)
目標
両肩が床に着く
足掛け倒し
腰椎を緩めて捻れの矯正も出来ます
セット
仰向けで両膝を直角に。右足を左の膝の外側にかける。両手で肋骨を抑え上半身を固定する。
動作
①右足の重さと力を借りて、左膝を床に近ずける。
②ぐーっと床に近ずけて少し戻す。これを繰り返す
回数
20〜30回(左右)
目標
両膝が床に着く
緩めた後に矯正する
上の3つの体操を各20〜30回づつ行うと固まっていた関節や靭帯、神経を緩んできます。少し組織が柔らかくなるイメージです。そういう状態にしてから、さぁ仙骨枕を使ったセルフ矯正です。(仙骨枕を持っていない方はタオルを丸めて筒状にして使いましょう)
やり方は下記の記事を参考にしてくださいね。外せない7つの矯正法をまとめています。
↑この記事もみてね。
まとめ
今回は仙骨枕の矯正の効果を高める方法を書きました。でこれは腰回りに限らず全身に言えることです。胸椎や頚椎、肩関節も仙骨枕の矯正だけでなく緩めて柔らかくしてから矯正する。これを覚えて日々取り組んでみてくださいね。ちなみに体操を毎日何回やっても大丈夫です。
では、あなたのお身体が良くなってあなたとあなたの大切な人が元気に笑顔で毎日を過ごせるようにお祈りしています。