今回は、生まれつき股関節の臼蓋形成不全と診断され、治らないと言われて20年。立ってるだけでも痛くて家事が苦痛だった60代の女性のMさん。自ら運動と矯正で改善された実例をご紹介致しますね。
あなたも股関節の不調でこんな風に困っていませんか?
■股関節の外側に痛みがあり、足に少し痺れがある
■生活に支障はないのですが原因が気になる
■股関節が急にピキっとなったら外れそうな感覚になり、太ももの張りや膝の痛みもでます
■股関節だけでなく同じく右足の膝や足首も痛いです。
こんな風に悩んでいる方は、改善の可能性が十分にありますよ。今回の記、是非最後まで読んでくれたら嬉しいです。
こんなお声を頂きました。Mさん
背骨コンディショニングを始めたきっかけを教えてください
本屋さんで雑誌を見たのがきっかけです。荻窪にスタジオがあるのを知ってトレーニングに通うようになりました。
最初はどのような状態でしたか?
右の股関節が痛み、かたまっている様な状態でした。X脚になって夜も痛みました。ひどい時は立っている時だけでも辛く家事が苦痛でした。
背骨コンディショニングを実践してどのように変わりましたか?
はじめの3ヶ月くらいは、かえって痛みが強く出て筋力トレーニング後、2〜3日は筋肉痛が酷かったです。半年後くらいから夜間の痛みが消えたり、階段が楽になったり、少しずつ良くなっていきました。現在10ヶ月たってX脚も大きく改善し痛みがなくなってきました。一日7000~8000歩ほど歩いても痛みが出なくなりました。走れるようになることを目標にトレーニングを続けています。体重、コレステロール、中性脂肪が減りました。
荻窪のスタジオに通われている方なんですけど、実は股関節の不調は生まれつき臼蓋形成不全で「治らない」って診断されていたんです。40代からなんで約20年間。股関節の不調に悩まされていたんです。
でも何とか改善していきたい。という意思を持ってグループレッスンや個別の背骨矯正を受けながら、たった1年も経たない内にこんな風に改善されたんです。
ちなみにこの手紙は1ヶ月程前に「股関節の不調で悩む方の為になるなら」ということで頂いたんですけど、先週お会いしてお話したら、なんと!なんと!
「500M走れるようになったんですよ〜」って満面の笑顔でお話してくれました!
すごいですよね。ボクもとっても嬉しかったです。
でもこの方は最初はとても大変で、軽めの体操をやっても辛い動作があったり上手く動かない時もあったんですけど、コツコツやっているうちに段々と出来る体操も増えていったんですよ。本当に薄皮を剥いでいくようでした。
ただこんな風に改善して、、この仕事をしていて心のそこからやりがいを感じた瞬間でした。そして何より走れるくらいに回復してきて本当に良かった。多分Mさんのご家族の方もすごい喜んでくれてると思います。
股関節が痛いとは?生まれつきなのか?
どんな運動をして良くなっていったのか?を書く前に少し解剖を説明しますね。こういう構造を知ることも大事ですからね。
骨盤と大腿骨(足の骨)がくっついているところが股関節です。ここで炎症や靱帯を痛めている方が多いんです。
で、この方のように生まれつき臼蓋(骨盤の一部分の名称)が浅いってどういうことなのか?
分かりますか?上の受けが臼蓋です。これが元々生まれつき不形成。つまり形が正常でないとされる状態。
ただ乳児の形成不全は自然に改善するのが通説のようです。(日本整形外科学会より)
本来であればしっかり骨盤の受けに関節してなきゃいけないのに、形が不形成な為、関節の隙間が薄くなったり、軟骨が硬くなったり、骨棘が出来たり。それが股関節の痛みになっているというのは西洋医学的な考え方。(背骨コンディショニングの考え方は少し違います)
解決法
「関節は一生に一個しかないから負担を減らして大事に使おう」
と、負担を軽減する為のダイエットやプールで歩行をしている方もいると思います。
でもこの方は、全く違う方法。筋トレで改善したんですよ。説明しますね。
体重を支えている関節の股関節。
関わる筋肉は沢山あるけど、その中でも臼蓋に大腿骨をはめ込むこの大臀筋。
この筋力の筋肉量を上げることが #股関節 の不調を改善する為にかなり重要だと思う。
#背骨コンディショニング
#背骨理論 pic.twitter.com/pjT1TZ5uFX— 高橋 晃史☆背骨専門のトレーナー (@best_life0322) 2019年1月25日
そうこの大臀筋を鍛えることなんです。
なのでボクの指導は、大事に使わないようにするのではなくて、むしろしっかり股関節周りの筋肉を使います。キツイってくらいの筋トレをあえてするんです。
Mさんもめっちゃ筋トレしたんですよ。大事に使うどころか筋トレしてむしろ関節をある意味いじめていたんです。
お手紙にも最初の3ヶ月くらいは筋肉痛が酷かった。って書いてありますよね。しっかり負荷を掛けて筋トレした証拠なんです。そして、多分それくらい筋力が弱くなっていただけじゃないかなと思うんです。
股関節を回復させる体操動画
鍛えたいのは大臀筋です。股関節に付着している筋肉は沢山あるけど大腿骨が臼蓋にハマる角度を考えると大臀筋がまず優先順位高いです。
Mさんは3種目のお尻の筋トレで強化してましたけど、その内の1つをご紹介しますね。
バックキックって種目です。大臀筋をしっかり鍛えることができるんですよ。
筋トレは、強度、頻度、継続性が大事。
負荷→10回ギリギリできるチューブの強さで行います(10回で1セット。1分休憩をして3セット行います)
頻度→週に2回。しっかり負荷を掛けると筋繊維を回復させる時間が必要なんですよ。
継続性→1ヶ月や2ヶ月では筋肉量は増えずらいです。3ヶ月目あたりから徐々についていきます。効果として感じるのは半年くらいからの方が多いですよ。
で、この方はこのお尻周りの筋トレ3種目に背中の筋トレ2種。(最近さらに1種目覚えました)トータル1時間くらいかかってるかもしれないです。
また筋トレの他に全身の緩めや矯正の体操もやっています。身体の為にやることは多く、筋トレも大変だと思うけど、
「きついですよね〜。でも、やると楽になるのがわかるから」
って言いながら笑って頑張っているんですよ。
股関節の不調で困っているあなたの為に書きました。自分で解決出来る方法がある。手術を待つだけでもないし、手術後でも強化できる。勿論、生まれつきでも年のせいでもない。ってことが伝わってくれてたら嬉しいです。
あなたのこれからの穏やかな人生の為に、一つのきっかけになってくれますように。
・
・
ちなみに今回ご紹介したMさんが受けていたボク髙橋お個別の指導の内容はこんな内容です。(こちらをクリックしてくださいね)
ではでは。あなたの股関節が1日でも早く良くなることを心からお祈りしております。
Mさん継続され2021年8月。ついに10000歩歩いても痛みが出なくなりました。(ブログ記事)
↓