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腰痛の原因は「仙骨の歪み」だった!?
50代以上になると、腰痛が慢性的な悩みになっている方も多いのではないでしょうか?
病院で「腰椎すべり症」「脊柱管狭窄症」「坐骨神経痛」と診断されても、根本的な改善が見られない方も多いでしょう。
実は、腰痛の原因として見落とされがちなのが「仙骨の歪み」です。
仙骨は骨盤の中心にある骨で、腰椎とつながっています。一般的にはほとんど動かないとされていますが、微妙にずれることで姿勢や腰への影響が変わります。
私自身、 背骨コンディショニング指導歴11年、一万件以上セッションした経験からほぼ断言できるのですが
この仙骨が後ろに出たり、左右に傾くと、腰椎が連鎖的に歪み、腰痛が発生しやすくなるのです。
仙骨の歪みがあると…
- 腰を伸ばしたときや丸めたときに痛みが出る
- 立っているときのバランスが悪くなる
- 病院で原因がわからないと言われる腰痛が続く
実際に、80代の女性が突然立ち上がれなくなったケースでは、仙骨が後ろにずれていたことが原因でした。仙骨を適切に矯正したところ、再び立ち上がれるようになったのです。(詳細ブログはこちら)
では、仙骨の歪みを整えるにはどうすればいいのでしょうか?
腰痛改善のための3つのポイント
仙骨を整えるためには、以下の3つのアプローチが重要です。
- 仙骨を押し込む矯正を行う(仙骨枕を使用)
- 周囲の筋肉や靭帯を緩める(神経ストレッチやROM運動)
- 腰椎の矯正を行う(腰椎の配列を整える)
これらの方法を実践することで、仙骨と腰椎の歪みが改善され、腰痛の軽減が期待できます。
仙骨枕を使った腰痛改善エクササイズ
① 仙骨の基本的な矯正
仙骨枕を使って仙骨を正しい位置に戻す方法です。
やり方:
- 仙骨枕のとがった部分を尾骨(お尻の中央)に当てる
- 仰向けになり、足を肩幅より少し広めに開く
- つま先を内側・外側に交互に動かす
- 20〜30回繰り返す
この動作を行うことで、股関節と仙腸関節が緩み、仙骨が自然な位置に戻りやすくなります。
② 足を広げた状態での左右の動き
仙骨枕を仙骨に当てたまま、膝を開いた状態で動かします。
やり方:
- 足の裏を合わせ、膝を外側に開く
- 左右に膝をゆっくり倒す
- 20〜30回繰り返す
この動作により、仙腸関節の動きが改善され、腰の負担が軽減します。
③ 腰椎(背骨の下部)の矯正
腰椎の歪みを矯正することで、腰痛の原因を取り除きます。
やり方:
- 仙骨枕の丸い部分を腰椎5番(おへその裏のやや下)に当てる
- 仰向けになり、膝を立てる
- お尻をゆっくり持ち上げ、下ろす動作を繰り返す(20〜30回)
- 位置を2cm上に当て腰椎4番に行う
このエクササイズは、腰椎のズレを矯正し、痛み改善、腰の可動域を広げる効果があります。
仙骨枕がない場合は?タオルで代用可能!
仙骨枕を持っていない方は、タオルを丸めて代用できます。
タオルを直径5cm〜7cm程度に丸め、仙骨や腰椎の下にセットすると、仙骨枕と同じような効果を得ることができます。
痛みがある場合の対処法
- タオルの厚みを調整する
- 無理をせず、少しずつ慣らしていく
- 痛みを感じたら中止し、時間をおいて再度試す
仙骨矯正の頻度と継続のコツ
仙骨の矯正は、毎日行うのが理想的ですが、少なくとも週4回以上行うことで効果を実感しやすくなります。
また、仙骨を正しい位置に保つためには筋力の維持も重要です。仙骨がずれる原因の一つは、お尻や腰の筋肉が衰えて支えられなくなることだからです。
筋トレの方法については、次回の記事で書きますね。
まとめ:腰痛の根本改善には仙骨のケアが不可欠
50代以上の方の慢性的な腰痛の原因の一つとして、「仙骨の歪み」が関係している可能性があります。
今回ご紹介した仙骨枕を使った矯正エクササイズを取り入れることで、仙骨と腰椎のバランスを整え、腰痛の根本改善を目指すことができます。
腰痛が続く方は、ぜひ今日から仙骨のケアを始めてみてください!
また今回のブログの大元になっているYouTube動画をアップしています。
更に深めに解説していますのでぜひ見てみてくださいね。
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