身体の不調がある中で運動を続けることは不安や疑問が出やすいものですよね。結論から書くと疲労骨折しているかどうかの判断は出来ません。ただ理由や今後のことを書いていこうと思います。
身体作りに取り組まれている方に少しでもヒントになればと思います。
こんにちは。せぼねくんこと高橋です。(Twitter)
ボクの無料メールレッスンを受けて頂いている方からこんなご質問を頂きました。今回は回答をブログに書いていきますね。
頂いたのはこんな質問です。
メールレッスンありがとうございます。以前、仙骨枕を購入して、しばらく動画等見ながらやっていましたが改善せず、一時止めていましたが再チャレンジしようと思い、申し込みを致しました。ただ、やや悪化します。この場合疲労骨折の可能性もあるのでしょうか?因みに過度なランニングで坐骨神経痛が酷い状態です。病院は苦手で行っていません。整骨院は色々と渡り歩いてみましたがやはり改善されませんでした。皆さん骨には異常無さそうとの見解です。自分の感覚ではどうも腰椎に問題があるようですが・・・。勿論、しばらくレッスン頑張ります。
体操をしても悪化するのは心配になりますよね。こういった体操後の身体の反応については普段の指導でも良く質問を受けることなのですが、ポイントを考えると
・疲労骨折をしているのか?
・悪化する原因と対処
・今後の進め方
この3点がアドバイス出来れば少し安心頂けるかなと思います。
では少し解説していきますね。
疲労骨折の可能性はあるのか?
疲労骨折をしているかどうかはやはり医療機関で確認するしかないと思います。ボクのクライアントさんでも骨折していると思っていなく検査をしたら圧迫骨折をしていた方がいます。そして骨折の場合は運動療法では悪化してしまうこともあるので、安全面を考え一度受診された方が良いかと思います。骨折でなければ背骨コンディショニングで改善する可能性は十分にありますので安心して取り組んで頂けると思います。
なぜやや悪化するのか?
長くズレていた場所は組織も硬く神経も硬くなる傾向がある様です。体操を行うことで反動と呼ぶのですが逆に痛みや症状が強く出ることがあります。
理由を説明すると
・今まで鈍麻していた神経の伝導が改善し痛みをより強く感じる
・骨が一時的に矯正され、また元に戻ろうとする際に神経が引っ張られる
・体操で体を使い過ぎている(オーバーユース)
また
・靭帯が損傷している箇所があり運動により痛みを感じる
こういったことも考えられます。
悪化した場合の対処
運動後に反動が出た場合は、ホッカイロなどで痛みのある部分を温めて、軽めの緩め体操を行うと緩和されます。また日々の体操が今の身体にとって負担が強いケースも考えられるので
・体操の回数を少なくする
・体操の可動域を小さくする
・体操の種目を変えてみる
で対処してみましょう。歪みが少なくなってくると反動も出づらくなる方が多いです。
予測出来る歪み
坐骨神経痛が出ていらっしゃるので、坐骨神経の出元の仙骨と腰椎にズレがある可能性が高いです。ちなみに仙骨は左右に傾きやすいのですが、左に(後ろから見て)傾くと「右の坐骨神経に異常が出ます」
ご質問の方が具体的にどこに症状が出ているかはわかりませんが、どこに出ているかで骨の歪みを憶測できます。歪みが分かると適した体操も導き出されます。
今後どうすれば良いか?
まずは安全面で骨折などの可能性を確認し、骨折や外傷でなければ背骨コンディショニングをコツコツ続けていくことで改善効果が期待できると思います。体操後にもし症状が出る様なら、この記事で書いた対処を行いましょう。
一番は身体の反応に応じて対処して無理なく継続することです。
また身体の状態は人によって個人差があるのでお近くに指導者がいれば一度見てもらうことも良いかもしれません。(最近はオンライン指導もありますので場所関係なく受けることも出来ます。ボクもオンラインスクールで質問掲示板を設けてます)