股関節のハマりは自分で矯正することが出来ます。痛みや違和感がある方は日々のズレをその日の内にケアすることが大事です。セルフで矯正する方法を覚えていきましょう!
こんにちは。せぼねくんこと高橋こうじ(@best_life0322)です。東京でフリーの指導者として月に130人程の個別矯正、グループレッスン100人に背骨コンディショニングを伝えています。(2020.1.2現在)
実は先日、大学野球の選手からこんな質問を受けていたんです。
Q.一年ほど前から、疲労がたまってくると切り返し動作において左股関節がずれるような感覚があります。先日、仙骨枕を購入したのですが、股関節のはまりを良くするような使い方はあるのでしょうか?もし以前ツイートしていましたら申し訳ありません。また、今は対策として大臀筋に力を入れる練習をチューブなどで行なっております。
股関節の状態は野球の動作でとても大事ですものね。実はボクも鼠蹊部の違和感が出やすい方です。でもこのケアの方法を知ってからかなり改善しました。不安もなくなりました。あっ、ちなみに対策の大臀筋に着目している点は素晴らしいです。
ということで股関節編について書いていきますね。
股関節のハマりとは?
まず、股関節の構造が頭の中に入ると体操が効果的になります。こんなふうに骨盤に大腿骨がはまっているような構造をしています。このハマり加減が悪いと可動域(動きずらかったり)、ズレ感を感じます。またズレが強いと痛みも感じやすくなります。月にボクは130人程矯正をしていますが、股関節の不調は結構多い気がします。
あなたの股関節をcheckしてみよう!
ではあなたの股関節はどうでしょう?簡単に出来るcheck方法があります。(僕のtwitterより)
簡単に自分の股関節をチェックする方法。
骨盤にスコンと大腿骨がハマっている構造をしている股関節。
ここの不調は良くお聞きします。✅評価
膝と床の隙間に拳1個以内が正常
1個以上空くケースは大腿骨のハマりが悪くなっている証拠。ただこの問題は運動で解決していきますよ
#背骨検査 pic.twitter.com/5H6B0a1Y12
— 高橋晃史/せぼねくん 仙骨枕、背骨コンディショニング体操も発信してます💪 (@best_life0322) October 29, 2019
どうでしょうか?
例えばこれが2個以上拳が入るようであれば、大腿骨が相当ずれている可能性が高いです。
では下記からズレを自分で何とかする矯正方法をご紹介しますね。
股関節をはめる体操
まずは道具なしで出来る股関節のセルフ矯正方法です。
やり方
①後ろの足は直角。内くるぶしを床に近ずける
②手で足の付け根を抑え、骨盤にはめるように押す
③腰を前に下に沈むように動きながら
※後ろの股関節を矯正されます
回数
20〜30回 左右
頻度
毎日何回やってもOKです
仙骨枕を使った矯正
仙骨枕を使い股関節を矯正する方法です。 腿の外に大腿骨の出っ張り(大転子)があります。その2〜3cm下に仙骨枕を丸面を上に横に当てます。
仙骨枕の上に大腿骨が乗っている形になります。
・動かし方
①頭の方、足の方に交互に身体を動かす
②両膝を直角に骨盤を前に後ろに交互に倒す どちらも股関節をはめるような意識で行います。 1~2分ほど
・頻度
一日何回やってもOK
・痛い場合
股関節がずれている場合、大腿筋膜張筋や腸脛靭帯が硬くなっていることが多いです。その場合はタオルを仙骨枕の上に敷くか、タオルを丸めて代用してみてください
仙骨枕なくてもタオルでOK
仙骨枕をお持ちでない方もいると思うので、タオルで代用法もご紹介しますね。タオルは固く筒状に丸めて使います。動かし方は先程と同じです。
ちなみにタオルと仙骨枕を比べるとやはり仙骨枕の方が色々と良いです。矯正もされやすいし。均等に圧がかけやすいですし。もしまだお持ちでない方は下記ボタンから買えますからね。
股関節を2度とズレない様にするには
股関節は体重が強く掛かるところなので日常の動作なのですぐズレてきます。今回の質問者の方の様に野球などされている方は一般の方より強い負荷が掛かるので尚更です。なので毎日歯磨きのようにこの体操をケアとして日々のルーティンにしましょう。また股関節は仙骨の位置と密接に関係しています。仙骨を矯正する運動も有効です。無料のメールレッスンで分かりやすく解説しているので良かったら参考にしてみてくださいね。
ちなみに背骨コンディショニングの体操や矯正、筋トレをすごい頑張って生れつき股関節に障害(臼蓋形成不全)と診断された方が劇的に改善した方もいます。ブログにも書いているので合わせて読んでみてくださいね。
そして根本的にズレない様にするには股関節を支えているお尻の筋力(大臀筋)や背面の筋力アップが大事です。筋トレも行なっていきましょうね。筋トレについては下記の記事を読んで見てくださいね。